今回は、絵本選びの1つのポイントとなる、絵本の種類(装丁・カバー)について解説します。
絵本の装丁・カバーの種類それぞれのメリット・デメリットを理解すれば、お子さんに合った絵本を見つけやすくなります。
絵本の装丁・カバーの種類
絵本には、表紙やページに使われる紙によって、大きく3つのの種類があります。
1.ハードカバー
2.ボードブック
3.ペーパーバック
それぞれに特徴がありますので、絵本を選ぶ際には、お子さんに合ったタイプのものを選びましょう。
ハードカバー
表紙が厚紙で、ページが薄い紙になっている絵本です。
日本の絵本でよくあるタイプが、このハードカバータイプです。
メリット
■表紙が頑丈なので傷みにくい
■ページは薄い紙なので比較的軽く、持ち運びやすい
■このタイプの絵本が多いため、好みの絵本が見つかりやすい
デメリット
■ページが折れ曲がったり、破れたりしやすい
■お子さんにはページがめくりにくい
ハードカバーの絵本は、軽くて持ち運びやすく、しかも表紙は頑丈なので傷みにくいのがメリットです。
ページも多くしやすいため、簡単な内容から長めのお話まで多種多様の絵本があります。
絵本の種類が多いのもメリットです。
ただし、小さいお子さんの手には扱いにくく、ページがとてもめくりずらいです。
手加減ができない年齢だと、ページが破れやすいのでお子さんが扱う際には注意が必要です。
ボードブック
表紙もページも厚紙でできている絵本です。
小さなお子さん向けの絵本によくあるのが、このボードブックタイプです。
メリット
■とにかく丈夫、ページも破られることはない
■お子さんの子供の手にも扱いやすく、お子さん自身がページをめくりやすい
デメリット
■重くてかさばるので、何冊も持ち歩けない■落とすと危ない
ボードブックのメリットは、とにかく丈夫なことです。
まだ小さいお子さんは、力の加減ができないため、薄い紙の本だと、ページをめくる時の力が強く、破いてしまうことが多々あります。
小さいお子さんでも自分でページをめくることができ、本の大きさも小さめのものが多いため、お子さん自身が扱いやすいという点もとても良いと思います。
ページが厚紙なので、どうしてもページ数が少なくなるため内容は薄めです。
本に親しむ意味でも、最初はボードブックを1冊持っておくのがオススメです。
ペーパーバック
表紙が少しだけ厚手の紙でページは薄い紙になっている本。
全体的に柔らかくて、カバーは付いていません。
洋書に多く、日本の絵本ではあまり見かけないタイプです。
人気があってたくさん流通した絵本の廉価版として出される事が多いため、新刊にはあまりみらません。
メリット
■価格が手ごろ
■軽くて持ち運びしやすい
デメリット
■絵本という感じがなく安っぽく見える■ページも表紙も薄いためダメージを受けやすい
価格が手ごろで持ち歩くのに軽いというメリットがありますが、絵本らしくないため、絵本が好きな方にとっては物足りないかもしれません。
お値段を抑えて色々なものを読んであげたい場合には向いていると言えます。
絵本の装丁・カバーの種類の特長をつかんで、お子さんに合った絵本を選んであげてくださいね。